🌼
ボクたちは生まれて来ちゃいけなかったんだね
だから、こんな事されたんだね
ボクたちはきっと悪魔なんだね
だからあの人、ボクたちを焼いたんだよね
ボクたち・・・悪魔だから
生まれてこなけりゃよかったんだ
そうしたら、あんな痛いことされなかったんだ
ねぇ、神様、教えて
ボクたち悪い子だったの?
🌻
傷ついた子達へ
🌈
ひとつ、あなたたちに聞きたいことがあります。
人間は、きらいですか?
もう、人間に会いたくないですか?
🌸
もういやだよ、ボク
ボクも、怖いからイヤだ。
🌈
そうですか。
では、もうひとつ聞きますよ。
一度も楽しい事や嬉しい事は、なかったのですか?
⚘
・・・・あった・・
僕たちも・・・・あった・・・
🌈
どんなことでしたか?
🌷
ごはんをくれた、おいしかった
あたまをなでてくれた・・
抱っこしてくれた
かわいいねぇって言ってくれた・・
・・・ぼく、車に轢かれそうになった時
車を止めて、早く行きなさいって言ってくれた・・・
🌈
そうですか・・
優しい人間に会えてたのですね。
では、もう一度生まれ変われたら
出会った優しい人たちと会ってみたいですか?
🌺
・・・うん・・やさしい人なら会ってみたい
ボクも、抱っこしてくれた人に会ってみたい
🌈
それは、どうしてですか?
🌷
すごく温かかったんだ
🌈
そうですか、温かかったのですか・・
それは、嬉しかったですね。
🌈
あたたたちの受けた辛い事は
あなたたちのせいではありません。
あなたたちは、悪魔でも、悪い子でもありません。
悪魔も悪いのも、あなたたちを苦しめた人です。
生まれてはいけなかったなんて事は絶対にありませんよ。
あなたたちはなにも悪くはないのですから。
悪い事をすれば、必ず報いが訪れます。
それは、悪い人と同じ形をした、
でも、全く違うこころを持った、
やさしくて、勇気のある人たちが
きっとあなたたちの事を忘れずにいてくれて、
もう、仲間が苦しまないようにと、罰を与え、守る努力をしてくれます。
🌈
今、優しい人に囲まれて、温かい気持ちに包まれている
あなたたちの仲間が、たくさんいます。
いつの日か
必ず
あなたたちもあの子達のように
優しい人の手に
温かく包まれる日が訪れます
苦しかった分、しあわせにならなければいけないのです。
辛く苦しい思いをしてきましたね・・・
やがて訪れる
その日まで
いらっしゃい
みんな、ここへ
🌸
あっ、あったかい・・
神様の手は、あったかいね!大きいね!
ねぇ、神様、もっとお話しして
優しい人って、こんな風にあったかいの?
・・・こんな風に・・やわらかいの?・・
・・・こんな風に・・・
なんか、きもちよくて
眠くなってきたよ・・
🌈
ゆっくり
おやすみなさい・・

🐈
虐待に遭った猫たちと、動物の神様のお話でした。
やさしくて大きな温かい手。
傷つきボロボロになってしまった子達の体とこころを、包み込んでくれました。
🐈
人間たちのやるべきことは、不幸な子を増やさない事。
元々の発端は無責任な飼い方をする人間にあると思います。
虐待魔に遭ってしまうのは、そんな人間たちが手放した結果ではないでしょうか。
🐈
最後まで読んでいただきありがとうございました。