こんにちはnorikoです。
今回は猫ちゃんが迷子になってしまった時の
対処法などです。
よろしくお願いします。
猫がいなくなった! ちょっとした隙に出て行ってしまった! こんな経験ありませんか?
家でもはなちゃんという子が2度いなくなって、幸い2度とも一日で見つける事ができたのですが、その間の心配な事と不安といったらなかったですね。
夜中も鳴き声が聞こえはしないかと耳を澄まして、歩いているんじゃないかと窓を開けては外を見ていました。
本当にいろんな事を想像してしまって本当に不安な時間でした。
目次
猫が迷子になる原因
例え完全室内飼いをしていても猫ちゃんはちょっとした隙を見つけて外に出てしまう事があります。ちょっとしたきっかけなんですよね。
室内飼いのねこちゃんが迷子になった場合の原因
● 玄関ドアの隙間から脱出
● 開けた窓の隙間から脱出
● ベランダからの落下
私の経験ですが、玄関のドアとベランダからの落下を家の子はやってくれました。
玄関ドアの時は、お客さんと玄関で立ち話をしていた時でした。
ドアを半分くらい開けたままだったのですが、油断してしまい足元をサッと走り抜けたのがはなちゃんでした。
ベランダからの落下もはなちゃんで、雨が降っていてベランダにはあまり雨は入り込んでいなかったのですが、はなちゃんはベランダの柵の外側を歩いていて、危ないなぁと思いながらもこんな時は無理に押さえつけるよりは猫ちゃんが自分で中に入ってくるのを待つ方がいいということもあり、しばらくは見守っていました。
その内はなちゃんはゆっくりとベランダの中に戻って来たので、ほっとしてそれから夕方までベランダに居る事を忘れてしまったんです。
てっきりもう部屋の中にいると思っていたのですが、呼んでも返事も姿もなく、まさかまだベランダ?と思い見て見るといませんでした。
お掃除の時に窓を開けた時には、ゆうちゃんやたくちゃんが出て行ってしまいました。
でもこの時はベランダだけで落下することはありませんでしたけど、そのまま下にジャンプして脱出してしまうねこちゃんもいます。
室内飼いの子は外は未知の世界で怖さも感じていますが、興味もあるものなんですね。
そうして一度その体験をすると、もう一回もう一回と猫ちゃんの中で欲求が出てきますので、押さえつける事は難しくなります。
外は冒険できる楽しい事がいっぱいだと感じているので、室内飼いと言えど一度の外出体験だけでも要注意となります。
まして、出入り自由な飼い方をしている猫ちゃんなら、いつ迷子になってもおかしくはない状態です。
室内飼いのねこちゃんよりもさらにその確率は高くなります。
出入り自由のねこちゃんが迷子になった場合の原因
● 事故に遭ってしまって動けない状態
● 具合が悪くなって動けない状態
● 誰かに連れて行かれた・保護された
● 去勢していないオス猫の場合発情期でメス猫を追いかけて迷子になってしまう。
もうひとつはねこちゃんの性格にもよりますが、新入りのねこちゃんが来てみんながその子の方に関心を持ってしまい、居場所がないと感じたり、同居のねこちゃんと上手く行かずに家出をする子もいます。
そういうねこちゃんも迷い子になってしまいますね。
ねこちゃんはどんな飼育方法でも、迷子になる事があるという考えは持っていた方がよさそうですね。
迷子猫の探し方
室内飼いをしていた子が突然いなくなってしまった場合は、それ程遠くへは行ってない場合が多いです。
と、言うのも外に慣れていないためと、落下やちょっとした隙をみての脱出だと、意外に猫ちゃん自体が驚いていて立ちすくんだり、隠れる場所があったらすぐそこに入ってしまう可能性が高いからです。
子猫や老猫・メス猫の場合は移動範囲もオス程広くはないので、近くにいる可能性が高いです。
ですから、いないと気づいたらまず近くを探してみましょう。
室内飼いの猫ちゃんの移動距離は一日半径約50m~100m程と考えらますので、ちかくの隠れやすい場所など注意深く捜索してみるのがいいですね。
探す場所としては
● 軒下
● 車の下
● 廃材の隙間やビニールシートの下
● 空き箱の中
● 草むらの中
● 公園があればベンチの下
● 物と物の間
● 木の上
● 物置など入り口が開いていたらその中
● 室外機の下
● 古いタイヤの中
家の例を挙げますと、ベランダからの落下の時は一階の家のベランダの下で、周りに空き箱が置いてあり、その中にいました。
玄関から出た時には隣のアパートの裏にある廃材を覆っていた青色のビニールシートの中にいました。
どちらの場合も家から10mと離れていない場所でした。
出入り自由なねこちゃんの場合は、日ごろどんな場所を歩いているのかが分からない時は探すのは大変難しいですね。
行動範囲も外猫ちゃんの場合だと広い可能性が高いので、半径700m~1kmは探した方がいいと思います。
探すときの注意点
● 探す時間を選ぶ
● 大きな声は出さない
● 小範囲を丁寧に
● 雨の日は濡れていない場所を優先
★捜索するには、時間を選んだ方がいいですね。
いないと分かった時すぐに探すのは勿論いいです。
早ければ早い程見つかる確率は高くなります。
ただ、日中と言うのはいろんな音があります。
車の音や人の話し声、物が当たる音、子供の声など、ねこちゃんが苦手とする物音があるのですぐそばにいてもねこちゃんは動けない精神状態でいることが多いです。
なかなか見つからない時はむやみやたらと探し回るというよりは、ねこの習性を利用した方がいいですよ。
ねこちゃんの普段の生活を思い出し、日中は寝てる時間が多く夜に活動している子は同じような時間帯で探した方がいいです。
猫ちゃんの体内時計が動き出し、いつもの時間になると行動したくなるものなのでまずはその時間帯を選んでみましょう。
★ 次に注意する点は、大声を出さない事です。
ただでさえねこちゃんは緊張状態にあるので、大きな声で呼んでいると警戒心の強い猫ちゃんは身構えてしまいます。
そうすると出てこなくなりますから、探すときには静かに呼びかけるようにしましょう。
それも、連呼するよりは2,3回名前を呼んでは、少し時間を置いてその場にしばらく立ち止まって様子を伺った方がいいです。
ゆっくりと丁寧に見回します。
まさかこんなところには・・・という場所に意外といたりしますから。
ねこちゃんは狭くて暗い場所は落ち着くので猫目線で探しましょう☆
★ 大きく足早に動き回るのはねこちゃんを委縮させてしまうので逆効果になりますね。
一刻も早くという気持ちはよくわかりますが、ここは少し冷静になってみることをお薦めします。
まずは範囲を狭めて一つ一つの場所を隅から隅まで見渡すことが大事です。
わたしもはなちゃんが見つかったのは、夜8時過ぎでした。
確かに暗くて探すのは大変ですが、じっくり見ていくと光る眼があったので、探し出せました。
★ 雨の日は濡れていない場所を探すという事は、ねこちゃんは体が水で濡れる事を嫌います。
例えば隠れている場所に雨が入ってきたら、そこから乾いている場所を探して移動します。
肉球や体が濡れていてもジッとしている場合があれば、それは動けない状態であるという事になります。
多少ケガをしていても、乾いた場所へ移動するのが猫ちゃんです。
ですから、雨の日だったら乾いていそうな場所を探してみましょう。
どんな状況でも根気よくあきらめないのが大事だと思います。
探す際に持参する物
ねこちゃんを探すときに一緒に持っていたいものを挙げて見ます。
● キャリーバッグ(洗濯ネット)
● ねこちゃんの好きなフード
● 猫砂
● 猫ちゃんや、飼い主さんの臭いの付いた物
● 好きなおもちゃ
● 懐中電灯
ねこちゃんは思っている以上に緊張しています。
見つかった時は興奮しています。
抱っこして連れてくることもいいのですが、また逃げられるという事も考えて安全の為にいつも使用しているキャリーバックを持って行くことがいいと思います。
その中に慣れている飼い主さんの臭いのついた物や、猫ちゃんが普段使っているタオルとかなどを入れておくといいですね。
ねこちゃんを安心させるためにも用意しておいた方がいいと思います。
もしもキャリーバッグが無い場合は、洗濯ネットを用意するといいですね。
フードや猫砂は、見つからない時に少しづつ蒔いてみるという使い方です。
その匂いにつられて出てくる可能性もあります。
フードの場合は他のねこちゃんが来て食べてしまう事もありますが、試してみるのはいいと思いますよ。
すきなおもちゃは、例えば軒下や車の下など、狭い場所にいるかもしれない時、猫じゃらし棒などで注意をそちらに向けて、出てくるように仕向けるという方法で使用します。
普段遊んでいるおもちゃがいいですが、鈴など音がなるようなおもちゃはねこちゃんの気を向けさせるのにはいいアイテムだと思います。
公共機関の利用
自分で探しながらももう一方で公共機関を利用するという手段も考えの中に入れておいた方がいいと思います。
範囲が広まるのと時間との勝負という面もあるので、お近くの関連する公共機関に連絡を入れておきましょう。
主な公共機関
保健所 | 保護してくれた人が連れて行く可能性があります。
出典:環境省ホームページ https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/shuyo/ |
警察署 | 保護した猫を届け出る人がいるかもしれません。
|
動物愛護センター | 保護した人が連れて行ってるかもしれません。
出典:環境省ホームページ https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/3_contact/index.html |
動物病院 | ケガをした猫や動けない猫を保護した人がとりあえず病院へ連れていってるかもしれません。 |
清掃局 | 辛い事ですが、道端で死んでいたり交通事故で道路に置き去りになっていた場合、清掃業者が処理の為に連れて行きます。 |
問い合わせの際の要点
◆ いなくなった日時 わかる範囲で詳しく
◆ 猫の種類 品種・オスかメスか
◆ 猫の年齢 子猫か成猫か
◆ 猫の特徴 体長・体重・毛色・柄など
◆ 身に付けている物 首輪など詳しく
ねこちゃんが一日たっても見つからない場合はすぐに連絡を入れておくといいです。
「迷子届」というものがあるので、もし届け出がされればすぐに連絡を貰うようにしておくといいです。
専門業者に依頼
迷子の犬猫を探す専門の業者さんにお願いするのも方法です。
ただ、決して安い金額ではありません。
捜索日数 | 費用 | 諸費用 | 合計 | |
A社 | 1日 | 17000円 | 21000円 | 38000円 |
B社 | 1日 | 20000円 | 15000円 | 35000円 |
C社 | 1日 | 17500円 | 5000円 | 40000円 |
諸費用 ポスター・チラシの制作費用・交通費です。
一日で見つかる場合もあれば、3,4日掛かることもありますので、飼い主さんのお考えによるところが大きくなります。
ネットSNSの利用
最近はTwitterやネットの迷子猫の掲示板などで呼びかけ拡散してもらう方法もあります。
スマホからでも登録できるので利用して見るのもいいですね。
ポスターやチラシを作る
迷子になってしまったねこちゃんのポスターは必ず作りましょう。
多くの人の目を借りて探してもらいましょう。
写真は一番最近撮ったものを使用します。
カラーで特徴が分かりやすくし、また雨などに濡れても大丈夫なように防水加工もしたほうがいいですね。
ポスターに記載する項目
▲ 種類
▲ 性別
▲ 年齢
▲ 名前 普段の呼び方も書いておきましょう
▲ 避妊の有無
▲ 他の猫と見分けがつきやすいような特徴
▲ 自分の名前と電話番号(住所までは書かなくてもいいと思います)
チラシは近所に配ってみましょう。
また、団地・マンションなど近くにあるなら郵便受けにいれさせてもらうのもいいと思います。
近所にスーパーがあれば、了解を得て入り口で配るのもいいと思います。
銀行や、動物病院なども許可を得られたらチラシを配ってみましょう。
公園があればそこを通る人たちに配ってみましょう。
ポスターの掲載場所
チラシの配布と同じように、動物病院・スーパー・銀行・コンビニなど。
どこでも貼り付ける掲示板があると思うので利用させてもらいましょう。
また、ポスターの貼り方ですが、子供達でも見やすい高さに貼るのが効果的です。
目線の低い子供たちは意外と猫ちゃんを見つけるのが上手だったりします。
チラシは目を止めて読んでくれることがおおいですが、ポスターは写真が一番印象に残ります。
できるだけ多くの場所に貼らせてもらえるように協力をお願いするのがいいですね。
愛するねこちゃんのためにも。
ねこが見つかった時
見つかった時はそれはそれは飼い主さんも興奮します。
喜びと安堵の気持ちがこみあげてくるものですが、ねこちゃんは飼い主さんに遭えたからといって飛びついてくることはありません。
ねこちゃんはとても不安であり、緊張していて、身構えているものです。
いつでも逃げ出せる態勢でいますから、見つけたら飼い主さんはまず、落ち着いて行動してください。
すぐに捕まえようとはせずに、やさしく静かに声をかけて名前を呼んであげましょう。
ゆっくりでいいんです。
ねこちゃんが自分から出てくるまで待ってあげて下さい。
業者さんなど捕まえるタイミングをよく理解している方なら、見つけてサッと抱き上げる事も
出来ますが慣れていない人は早く捕まえようと焦るので、猫ちゃんをまた逃がしてしまうこともあります。
フードを置いてみたり、好きなおもちゃを動かしてみたり、トイレの猫砂を顔の前に蒔いてみたり、飼い主さんの臭いのついたものを静かにおいてみたりと、時間を掛けて待つことが大事です。
ねこちゃんの不安をすこしづつ解消してあげる事が大事です。
無事お家に連れて帰って来た時には、構わずにねこちゃんの行動を見守ることが大事です。
その時に注意してみてほしいのが、歩き方に変化がないか? ケガをしている様子はないか? 数時間経っても食欲があるかないか? などです。
一日経っても食欲がなく、トイレにも行かずジッと動かないようなら病院で診てもらってください。
外傷がなくてもねこちゃんに異変が生じているかもしれません。
迷子にさせないための予防と対策
室内飼いのねこちゃんでもチョッとの隙間で外に出たりするために、放し飼いの子と同じようにいつ迷子になるか分かりません。
予防として
室内飼いの子に対してはとにかく窓や玄関ドアを開ける時にはよく注意をしながら行う事。
ベランダだから大丈夫という事はありません。
落下することも十分ありますので、要注意です。
もし、ベランダに出ているなら飼い主さんが近くにいるか、何度も様子を見るようにした方がいいですね。(私の経験で)
出入りが自由な子の場合は、ねこちゃんは徐々に行動範囲を広げていくので、把握するのは難しいですが、自分のニオイがついているコースを通るものなので、一度でも一緒に歩いてみると分かるかもしれませんね。
行動範囲を把握しておくことは後々役に立つと思います。
対策として
もしも迷子になってしまった時の事を考えて、名札付きの首輪を日頃から慣れさせることが必要です。
首輪をしている子は飼い猫だと認識されますので、万が一保健所などに保護されたとしても、名札が着いていたら連絡が来ると思いますので迷子になる確率も低くなると思います。
もうひとつはマイクロチップの埋め込みです。
●大きさ、形状と材質
直径2mm、全長約12mmの円筒形で、全表面は生体適合ガラスで覆われ体内移動を防止するため微細な凹凸が付いているものもある。両端は丸く処理されていて密封されている。●安全性と耐久性
少なくとも30年程度は耐用(その動物の生涯にわたり使用可能)するように設計されているが、現在に至るまで故障等は報告されていない。また、外部からの衝撃による破損事故の報告もない。
通常の皮下注入に比べると、やや針が太いが、一瞬で注入できるので動物に過度の苦痛を与えるようなことはない。またチップ表面素材は生体適合ガラスを使用しているため、注入による副作用はほとんど認められない。引用元 http://www.animal-navi.com/navi/ready/mc/mc.html
猫の名前・種類・性別・避妊の有無・毛色
獣医師の氏名・獣医師会のコード・病院の名称・住所・郵便番号・電話番号
などです。
まとめ
ねこちゃんの迷子は本当に心が痛むことのひとつですね。
どんなに不安でいるだろうと思うといたたまれないです。
現実はいい人ばかりではないですし、もしも・・と思うだけでもじっとしてはいられません。
日頃からねこちゃんとはいつでも迷子猫になる可能性があるんだという意識を持つことが大事だと思います。
そして、そのための予防や対策も心得ているだけでも随分違うと思いますね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。