あなたは両眼を開けて見ることが出来ますか?
虐待を受け死んでいった、あの子達の姿を。
苦しみにもがいて、目を見開いて死んでいったあの子達の姿を。
こんにちは。norikoです。今回少し重いテーマかもしれませんが、動物達と暮らす人間として無視してはいけない事,知らなければいけない事だと思い、取り上げようと思いました。
🐈
私は、少し前までこのような報道や画像は、意識的に目を伏せてきました。
怖かったし、ショッキングな画像だろうと思い見ずに、また、虐待の行為を言葉で説明するテレビも見ないように、聞かないようにしてきました。
その結果、いつしか忘れ、残酷な動物虐待の事も忘れていきました。
目の前の家の猫と遊び、一緒に寝て、自分の周りで元気に動き回る猫たちに、癒されしあわせを感じて暮らしていました。
動物への虐待報道は忘れた頃にやってきて、「どうしてこんなことをするんだろう・・こんな人は同じことをしてやりたいわ」と家族や友人たちと話はしたけれど、それも一時的な感情で、やがては忘れていきました。
そんな私が、今こうして動物虐待に対しての思いを書くようになったきっかけは、このブログを始めて、ほぼ同時にtwitterをやるようになってからの事です。
Twitterの投稿は流れが速く、アッという間に新しいツイートが出てきます。
その中で動物虐待の画像や、投稿がとても多いことに気付きました。
毎日毎日どこかで、どこかの国で、そして、日本の私たちの住む国の中でその残虐な行為は行われていたのです。
今、この時もどこか、私たちが知らない場所で、または、すぐ近くで犠牲になっている猫や犬達がいることを知りました。
最初は、見ざる聞かざるで過ごしていましたが、ひとつの投稿に私の心は止まり、気持ちの方向転換をせざるを得ない状況になりました。
それは、猫を13匹も虐殺した人間の記事でした。
ここで書く事も躊躇するような内容です。
多分みなさんもご存知だと思います。
その動画もアップされていましたが、私は見ていません。
ですが、静止画像がまた出て、私の目に飛び込んできたのは、無残に殺された猫の画でした。
その表情からもうすでに死んでいるとわかるのに、もう一枚の画像には、その人間がレンチを持って猫の歯を抜こうとしている画でした。
ガスバーナーで焼かれ、熱湯を浴びせられ、何度も何度も繰り返し苦しめられ、ただただその小さな檻の中を逃げ、激痛に耐えるしかない猫たち。
🐈
これが私たちと同じ人間のやる事?!
この子達があなたになにをしましたか?!
どうしてこんなことが出来るのか・・・わかりたくもありません。
こんな人間の気持ちなど、解りたくありません。
私は、この日からこんな事はなくさなければいけないと、真剣に思うようになりました。
その時だけの感情で終わらせてはいけない事だと、気づきました。
気付いた、というよりは両眼を開ける気になった。というのに近いかもしれません。
目を背けてきたその向こうで、逃げ出せない苦しみの中にいる子達が大勢いることをちゃんと見る事をしなければ、本当の愛護=愛を持って護る事など出来はしなだろうなと、そう思いました。
だから、なにかしなくては・・と感じた。
この子達は何のために生まれてきたのでしょう。
みんなしあわせになるために生まれてきたのです。
それぞれの場所で。
こんな人間に会うために、苦しむためにこの世に生まれてきたのでは決してないと思います。
嬉しいとゴロゴロ喉を鳴らし、遊んで食べて寝て、時には人に甘えて、外を冒険して歩いて。
外に暮らす子達も、安心して自由気ままに過ごせる世界でなければいけないはずですよね。
人間だけが自由で、嫌いなものは排除していいというはずはないですよね。
そんな風に幸せになるために生まれてきたはずなのに、どの子もみんな。
🐈
でも、人間の中にはこうして動物達を残酷に、非情に扱う人がいます。
殺してしまう事をなんとも思わず、それを正当化しようと人間に与えられた「言葉」「話す」という武器を使って言い訳をします。
動物たちは鳴くこと、四肢を使って抵抗する事、牙を使って咬む事で精いっぱいの抵抗を試みます。
しかし、その四肢の自由を奪われ、牙を失うと、この子達はどうやって自分の身を守れますか?
自分たちよりも遥かに大きくて、力があり道具を用いる人間からどうやって命を守れるのでしょうか。
人間の感情のままに好き勝手に扱っていいという「命」ではないはず。
この子達を殺すのも、守るのも人間しかいない。
なんの罪もない子達をあれだけの虐待をして命を奪ったのだから、それ相応の罰を受けなければいけないと思う。
でも、あの人間は執行猶予付きで社会に再び出てきました。
懲役1年10ヵ月、執行猶予4年の有罪判決が言い渡されました。(東京地裁)
🐈
でも、現行の法律ではこれが精いっぱいの判決なのかもしれません。
愛護動物を虐待したり捨てる(遺棄する)ことは犯罪です。違反すると、懲役や罰金に処せられます。
愛護動物をみだりに殺したり傷つけた者
→2年以下の懲役または200万円以下の罰金
愛護動物に対し、みだりにえさや水を与えずに衰弱させるなど虐待を行った者
→100万円以下の罰金
愛護動物を遺棄した者
→100万円以下の罰金
※愛護動物とは
1 牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる
2 その他、人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬虫類に属するもの出典:環境省ホームページ 虐待や遺棄の禁止よりhttps://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/1_law/aigo.html
13匹もの猫の命を奪っても、あれだけの残虐行為をしても、法律では2年以下の懲役・又は200万以下の罰金で終わります。
これは、法律上動物は「物」だからです。
五臓六腑があって、脳があって、感情があって、痛さも苦しさも辛さも分かるのに、人間と違う「物」なんて・・・
その体には血が流れているんです。
それが、「物」なんです。
少なくとも動物たちと暮らしている人たちは、物だなんて思っていない。
まぎれもなく「家族」ですから。
🐈
今、私たちに出来る事は
Twiterを見ていると、動物保護活動をされている団体や、個人の方。
里親探しをされている方。毎日殺処分反対を呼びかけ続けている方。
たくさんの方たちが、動物たちのために、命を守るために活動されています。
でも、同じように同じことをすればいいというのは、実はそう簡単な事ではないと思っています。
そこには、まず、続けていくという事の重要性があります。
そして、支える資金も必要です。
協力しあえる仲間も必要です。
収容する場所もまた必要です。
なにより大切なのは、行動力と情熱と意志だと思っています。
すべての人がそれが出来るという風には思っていません。
私にもそれは出来そうもありません。
でも、自分だから出来る事、というのもあると思います。
自分なりの気持ちの表し方がそれぞれにきっとあると思います。
それで、いいのではないかと思います。
同じじゃなくても、これなら自分でもできる。 自分なりに考えて、こういう方法ならやれる。という手段を見つけていくことが一番大事だと、そう思っています。
私も、さほど行動力がある方ではないのですが、ブログの様な媒体を使って、発信していくことならできるのではないかと思い、取り組むことにしました。
きっと辛すぎて目を背けてしまう人がいると思います。
背を向けてしまう人もいるかもしれません。
でも、気持ちまでは背けてほしくないと、今なら思えます。
かつて、私もそうだったけど、今はもうあの子達の為に出来る事を見つけようと、それを行動に移していこうという気持ちになりました。
どんなに人間が目を逸らしても、今鳴いて助けを求めている子達がいる。
届かない声を出している子達がいる。
私たちの背中で、助けを求めて必死にその手を探している子達がいる。
無視をすることは、「猫たち、諦めなさい。運が悪かったね」と言ってること。
「犬達、痛くても苦しくてもがまんしなさいね」と言ってるようなもの。
あなたに、そんな言葉言えますか?
虐待魔に立ち向かえというのではない。
そんな人間たちに、もっと重い罪を与える事。
そして、それが虐待しようとしている人間の抑止力になれば、少しでもその力になるなら。 その活動に賛同しようと思っています。
今の私に出来る事。
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みなさんタレントの杉本彩さんはご存知ですよね。
あの方が今「動物虐待事犯を厳正に処罰するために 法の厳罰化を求める請願署名」の活動をされています。
私はこの事をtwitterで知りました。
そして、その活動に賛同し署名をしました。
こうして、小さな小さな一歩ですが、自分にも今出来ると思う事を実行してみました。
どんなに残虐な人間でも、自分たちで手を下すわけにはいきません。
法で裁いてもらって、厳罰を受けさせることが、本当に必要で重要だと感じています。
この活動で求めている事柄は、
動物を殺傷した場合、2年以下の懲役・200万以下の罰金 → 5年以下の懲役・500万以下の罰金に引き上げ。
動物を遺棄・虐待した場合、100万円以下の罰金 → 3年以下の懲役又は300万円以下の罰金に引き上げ。
の要求です。
私個人としては、殺傷したら懲役刑しかない。というのが心情ですが。
http://www.eva.or.jp/genbatsukashomei
杉本彩さんが代表で活動されている署名活動の動画です。
署名の期間が2019年2月20日へ延長になりました。
上のアドレスから、ダウンロードして使用できます。
私たちに癒しや幸せを与えてくれている、ねこちゃんワンちゃん達をどうか守るために、出来る事から始めてみませんか?
まとめ
本当に卑劣で卑怯な動物虐待。
弱い動物たちを殺して、その人たちにこの先なにもなく平和であるはずはないと思っています。
例えこの世でなにもなく無事天命を全うしたとしても、その先の地獄は必ず訪れます。
魂は痛みを強烈に感じるものだと聞いた事があります。
虐待をした人間はそこで死ぬよりも辛い、長い年月きっと苦しめられるでしょう。
そして、二度と人間にはなれない。
そう、信じています。
私はこれまで4匹の猫たちを見送ってきました。
お別れの時、「生まれ変わってもまた会いたいね。しあわせになるんだよ」と声を掛けて来ました。
でももし、生まれ変わって来て残酷な人間に出会ってしまったら、と思うだけで苦しくなります。
決して他人ごとではない。
知らない猫ちゃん達の話ではないなと、そう感じています。
あの子達を守りたいと強く思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。