純真無垢で邪気の無い動物たちを平気で殺害する人間に、「更生」などできるものでしょうか。
こんにちはnorikoです
私は、なぜそんな人間が生まれるのかといつも思います。
子供の頃はどんな子だったのだろう、友達はいるのだろうかどんな家庭で育ったのだろうと、その残虐な行為をする裏側には、どんな顔があるのだろうと考えてしまいます。
イヤな言葉ですね。虐待なんて。
こうして書いていても、決して慣れる事のない言葉です。
以前も書きましたが、13匹の猫をとても残酷な形で苛め抜き、殺した男の判決に執行猶予が付いたという件です。
この甘い甘い判決にも腹が立ちますが、一方で私が感じているのは、この人間に本当の後悔をしてもらいたいという事です。
ただ、法の下で罪を償うから終わりだよ。という、そんなものではなく、心の底の底から、後悔をしてほしいのです。
そして、自分の犯した罪を本当に悔いてもらいたい。
立ち直れないくらい悔いてもらいたい。
しかし、今のままでは、それは望めないでしょうね。
名前を変え、世の中に出てきてしまったあの人間には、ねこを見ると、また同じことをやりかねない。 今度はばれないようにと考えるかもしれません。
そしてまた犠牲になる子達が出てきてしまうのでは・・
そんな不安があります。
本当の罰とはなんだろう
罪を犯したのだから法律で裁かれるのは当然だけど、そして、その量刑をより重くと望むのも当然だと思う。
ただ、ひとつ気がかりなのは、動物たちの命を簡単に奪ってしまうような人間たちが、本当に罪を悔いるのだろうかという事です。
交通事故で轢いてしまったという突発的なものではなく、自分の楽しみのために殺すという行為を続ける者にとって、私たちが望む本当の刑を受けさせることが出来ているのだろうか・・・
本当に自分の犯した罪を悔いるという処にまで辿り着かせるには、対象とした動物に対する感情を起こさせることではないでしょうか。
その感情とは愛情です。
それには、その動物を育てさせるという経験をさせるのが一番ではないかと思うのです。
例えば、犬を殺した人間には、犬を、猫を殺した人間には猫を。
一見、何言ってんだ! そんなことしたら、ますます犠牲になる子が増えるだけだろうという声が聞こえそうですが。
出来れば同じことをしてやりたいと。動物たちが味わった同じ苦しみを与えなければ気が済まないよという声も聞こえる気がしますが、それは、当然の気持ちですよね。
刑罰の中に、この飼育という項目を必ず盛り込み、これを果たしてからの出所という段階を踏ませることが出来れば、なにかが、変わるのではないのだろうかと思うのです。
これは虐待魔を救うのではなく、「なにかを感じる」ことによってより苦しめる事なのではないかと思うのです。
勿論24時間監視で、万が一にも手を掛けようものなら、更に厳罰が処せられる。
毎日成長記録を付けさせる。トイレも食餌も飼育に関する全てをやらせる。
遊んであげる。一緒に寝る。
そうやって一年間触れ合わせる。
🐈
一番の目的は、動物から得られる「気づき」を与える事。
こんなに可愛かったんだと、そういう感情が芽生えたら、その人間の本当の罪と向き合う時間が始まるような気がするんですね。
もしかすると、これが一番きつい気持ちになるかもしれないと思う。
自分が何も思わずに苦しめて命を奪ってきた動物が、こんなに温かくかわいいものだったという気づきは、どれほど後悔を生むかわからない。
もしも彼らが人間なら、残酷な面の裏側に、普通の感情があるはずだと、その点だけを信じての考えなのですが、疑いを知らないあの子達の仕草や、目をきちんと見ることが出来るようになれば、必ずどうしようもない後悔が溢れてくるのではないのか? と思うのです。
そこなんですよね。
真の後悔をしてほしいんです。
どんなに悔いても決して自分の記憶からも、こころからも消えない強い後悔。
命を奪った動物達への真の懺悔をしてほしいのです。
それが出来るようになってこそが、本当の意味の罰なのではないかと思うのです。
そういう気持ちになった時こそ、その先の再犯防止につながっていく、のではないのかなと思うのです。
それは、救われる動物たちが増えるという事になるのですけどね。
これを実現させることは、難しいと思うし、突き詰めて考えるとたくさんの壁があるのだと思います。
理想だけでは実現不可能な、安直な理想論だと思います。
でも、犯罪を犯した人間には悔い改める事が求められ、そのための刑罰だと思うのですが、動物虐待魔は快楽で犯行を行うという面があると思います。その人間に対して、悔いを改めるという本当の意味は、「後悔」を感じ「改めて」いく気持ちにさせる事ではないのかなと、そんな事を考えてしまいます。
ただひとつ、決して変わらない私の気持ちは、犯人には本当の後悔と懺悔を望むけど、それは許す事ではないという事。
許せるはずもない。決して許さない。この先もずっと。
あの人間たちを真似るような人が出てこない事を祈るだけです。
動物たちが安心して歩ける世の中になってほしい。
最後まで読んでいただきありがとうございました。