こんにちはnorikoです
あなたはペットが天国へ逝った後に、ちよっと不思議な事が起こったよ。
という経験がありませんか?
今回私が経験した 家の一番目の子「チャコ」が残してくれた出来事をご紹介したいと思います。
目次
不思議な体験 1
家の一番目の子のチャコは、7歳位からよく吐くようになりました。
その嘔吐物に血が混じるので診ていただいたのですが、特に大きな病気の原因になるものはなく、レントゲン撮影でも原因が特定出来ずに点滴を打ちながら、検査の為に入院して、退院後も点滴のために通院するという生活をしていました。
そんな生活が7か月位続きましたね。
その後血液検査もしましたが、原因特定まではいきませんでした。
そのうちにチャコは段々脱水症状が進み、結局平成16年9月2日正午に天国へ旅立ちました。
ペットを亡くすという経験は初めてだったので、それはとても悲しかったです。
何もする気が起きず、全てが虚しく感じていましたね。
そんなある夜の事です。
寝ていた私の部屋にお線香の香りがプ~ンとしてきたのです。
当時はチャコが死ぬ2ヶ月前に父が亡くなっており、仏壇のお線香の香りかなと思う程度だったのですが、
なんとなく・・・なんとなくそれとは違うなぁ・・と感じるものがありました。
まるで、私に向かってきているような・・そんな感じだったのです。
次の瞬間! ポンッ!と大きな音がしたのです。 枕もとで!
びっくりして顔を音のする方へ向けました。
なにもありません。
でも、確かに上から物が落ちてきたような音だったのです。本当にはっきりと聞こえたんですよ。
「ポンッ!」って。
なんだろう?何の音だろう?と不思議がっていると次に、私のお腹の上にポンッと乗っかってくる感触がきました。
それはまるで、チャコがよくそうやって私のお腹の上で寝ていた時と同じ感覚で、そこにチャコがいるようなしっかりとした重さを感じたのです。
勿論夢ではありません。
「チャコ、いるの?」って思わず聞いたくらいです。
それから、どれくらいそうやっていたのか分かりませんが、やがてお腹の上が軽くなり、またお線香の香りがして、部屋からス~~ッと気配が消えたのです。
それはチャコが死んでから一週間目くらいの事でした。
その時私が思ったことは、多分父がチャコを抱いて私のところに連れてきてくれたんじゃないかなという事です。
すごくそんな気がしました。
父は私がチャコをとてもかわいがっていたことは知っていたから、チャコが死んで、私があまりにも悲しんでいるので、父が見かねたのかな・・と。
こうして、一回目のふしぎな体験がありました。
不思議体験 2
次に経験したのは、チャコ用の仏壇がほしいと思い買いに出かけた時の事です。
電話帳で住所を確認してバスに乗り、初めて行くお店だったので降りるバス停を間違えないようにと、外を見ながら少し緊張しながら乗っていました。
だんだん目的地に近づいて来た辺りで、ここ? もうひとつ先?
と思いながらバス停を探していたその時
「ピンポ~ン」と下車を示すチャイムが鳴りました。
私は、その音を聞いてバスの中にある料金掲示板のバス停の名前を見ました。
「あっ、ここかもしれない」
「私もここで降りよう」
でも本当にここでいいの?
と半信半疑な思いでしたが、多分この辺だろう 何とかなるだろう、という感じもしてそこで降りる事にしました。
バス代を料金箱に入れて、なにげなく次にバスから降りてくるだろう人を見ていました。
チャイムを押した人がいるのだから、当然誰かが降りてくるものと疑いもしません。
でも・・「あれ? 誰も降りないの?・・」
そうなんです。
誰も降りて来なかったのです。
私だけでした。
間違って誰かが押したのかな?
変なの・・
そう思いながら、あのチャイムに誘われるように降りてしまったけど、ここで良かったのかな
と不安になり、辺りをキョロキョロしていると、なんと! あったのです。
そのお店が!
ここで良かったんだ~と安心しましたが、
あのチャイムは誰が押したのだろう?
タイミングが良すぎなんです。
私以外誰も降りなかったあのバス停。
チャイムが鳴ったからバスも止まったし
私も降りた・・・
でも、私はチャイムは押してない・・・
間違って誰かが押してしまったとしても
それはすごいタイミング。
そう思いませんか?
私は無事チャコの仏壇を買う事が出来ました。
でも、今でもとっても不思議なのです。
あのチャイムが・・・
まるでチャコが「ここだよ」って押してくれたようで・・
私はきっとあれはチャコが、やっぱりチャコが教えてくれたんだと思えて仕方がありません。
チャコは私の傍に居てくれたんだと、そう思えるのです。
それから、約一か月後二番目の子「たく」がやって来ました。
たくが家に来たその日の夜、姿が見えないので探していると、たくは私の使っている枕の横に座っていました。
子猫だからもう眠いのかなと思いましたが、それから毎日たくはその場所にいるようになりました。
まるでここが僕の場所だよという感じで。
そうなんです。
たくが居る場所。
そこは、あの日の夜「ポンッ!」と大きな音がした、その場所だったのです。
チャコの生まれ変わりのように、たくがそこにいたのです。
まるでチャコからたくへとバトンが渡されたみたいに そこに…。
あとがき
私は自分が感じたあの不思議は、チャコが「ぼくはまだここにいるよ」と言ってるような気がしています。
心配だからもう少しそばに居るよって言ってくれてるみたいに。
そうして、たくに会わせてくれたのもチャコじゃないかと思っています。
たくと過ごすようになって、チャコが居ない寂しさを少しづつ埋められ
笑顔になり、そんな私の姿がチャコが一番望んだものだったのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。