猫のお腹「ルーズスキン」とは

noriko
noriko

こんにちはnorikoです。
今回は猫ちゃんのお腹の皮膚「ルーズスキン」について書いてみたいと思います。

ルーズスキン

山田さん
山田さん

目次

ルーズスキンとは

ルーズ(loose)ゆるい スキン(skin)皮膚

ゆるんだ皮膚という意味です。

でもこれは日本での呼び方であり、英語ではプライモーディアル ポーチ(praimordial pouch)

と呼ばれています。

意味は「原始的な袋」。

猫が野生時代を生き延びるためには身を守る必要があり、攻撃を受けた時大事なお腹を守るために発達したと言われています。

写真の丸に囲まれているところが

ルーズスキンと呼ばれている部分です。

お腹から後ろ足の付け根辺りにある

弛んでいる皮膚ですね。

感触はプルンとしています。

ルーズスキンは何のためにあるの?

● お腹を守るため

この皮膚が弛んでいる事が身を守ります。

猫のお腹には人と同じく大事な臓器があります。

ケンカで攻撃を受けた際に臓器が直接痛手を負わないために、弛んだ皮膚が防御するんですね。

この動画の様にかなり激しく

キックしますね。


https://www.youtube.com/clip/UgkxNSX1R-W8-63BENuSNPKrboCTkBp7MFW1
動画はモアクリさんからお借りしました。

これが本気のケンカとなるとさらに容赦なく蹴り続けます。

爪が立ってお腹を傷つける事は容易に想像がつきますね。

ですがこの弛んだ皮膚があることで直接の傷は避けられます(ある程度)

特に野生時代の猫たちには必要な体の一部だったという事が言えると思います。

● 身体を動かしやすくするため

猫は高い所にジャンプしたり、狭い場所に入り込んだりとその柔軟性を活かして

様々な動きをしますね。

そんな時に余裕のある皮膚だと動きやすく身体の伸び縮みに幅ができるので

敵から逃れるために高い場所や小さな穴に潜り込んだりが可能になります。

お家の中でも実に「こんなところに入ったの!?」と思う場所にいたりしますね。

ルーズスキンは確かに必要な皮膚だと言えるのではないでしょうか。

ルーズスキンは年齢や性別は関係あるの?

ルーズスキンは子猫の時にはあまり見る事がありません。

子猫はいつもお腹がパンパンですね。

全く無いとは言えませんが大体1歳位になると徐々に見た目に分かる子もいるようです。

またオスメスには関係ありません

避妊去勢したことによるルーズスキンとの関係ですが、これは私の経験上「術後に目立って

きたかなぁ」という感想を持っています。

ある日突然ではありませんが「あれ?太った?」という飼い主が気が付く時があります。

私は5匹の猫と暮らしてきましたがどの子も避妊去勢手術の後、半年くらい過ぎた辺りから

感じるようになりました。

直接的な関連性はわかりませんが(避妊去勢していない子もルーズスキンはあるため)

関係ないと言い切るには戸惑いも覚えますね。(スミマセン)

肥満とルーズスキンの違いは?

一見すると太ったようにみえるお腹の皮膚ですが、肥満なのかまた病気があるのか

ルーズスキンなのかは触って見ると分かりやすいです。

肥満や病気が潜んでいるのかは、触ると皮膚だけではない感触があります。

脂肪の塊や腫瘍なども疑ってみる必要があると思いますね。

そんな時はあまり触りすぎないようにして受診するようにした方がいいと思います。

ルーズスキンの出やすい猫腫は?


山田さん
山田さん

ルーズスキンって猫ならどんな種類でもあるものなの?

猫ならほぼ全種類と言っても過言ではないだろうと言われていますね。

その大きさや何歳頃からなのかというのは個体差によるところが大きいと思います。

ただ、猫であれば動き方は同じだと思うので必要な皮膚なのではと思っています。

他の動物でもネコ科のライオン・チーター・ヒョウ等にも見られます。

まとめ

猫のルーズスキンについてまとめてみました。

身近な動物ですが知らない事の方がまだまだ多い猫だとつくづく感じています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ABOUTこの記事をかいた人

猫のいる風景が大好きなnorikoです。 猫大好きですが現在はみんな天国へ逝ってしまったのでぬいぐるみの猫ちゃん達と暮らしています。