【 ゴリラのココと子猫のボ-ル 】世界初の手話で会話が出来るゴリラのお話し

みなさんは覚えていますか?「ゴリラのココと子猫のボール」のお話を。

随分前に話題になり、感動しました。

私が久しぶりにこの話を思い出したのは、実は再放送で見たテレビドラマのワンシーンでした。

そのドラマの中で、ペットとして飼われていた猫が死んで、そのお墓に「ボール」と刻まれていたのです。

名前の由来を説明する場面で、「ゴリラのココと子猫のボール」の話が出て、それに感動し自分の猫にボールと名付けた、という内容でした。

これが、もう一度この「ゴリラのココと子猫のボール」の事を調べてみたくなったきっかけです。

 

norikoさん
こんにちは。管理人のnorikoです。人間による残虐な動物虐待が後を絶たないですが、このゴリラのココの子猫を抱く姿は胸を打ちます。自分よりも小さくて弱い動物であることがちゃんと分かっているんですね。
山田さん
ゴリラのココ・・子猫のボール?・・知らないなぁ・・

 

手話が出来るゴリラのココ

 

メスのゴリラのココは、世界で初めて手話で人間と会話ができるとされている動物です。

手話を教わるきっかけとなったのは、発達心理学の研究者であるペニー・フランシーヌ・パターソンさんとの出会いでした。
2012年の時点で、2000語以上の単語を覚えたと言われています。

ココが病気に罹っていた生後3ヵ月の時にパターソンさんと出会いました。

 

ココと子猫のボールの出会い

パターソンさんが日頃読み聞かせていた絵本の中に、子猫の話がありました。
ココはその子猫が気に入り、自分の誕生日に子猫を欲しいとおねだりしたのです。

そこで、パターソンさんはおもちゃの子猫を与えたのですが、ココは気に入ってはくれませんでした。

もし、本物の生きた子猫を与えたら、ゴリラは飼育できるものなのか?という実験も兼ねて、パターソンさんはココの前に3匹の子猫を連れて来ました。

その中でココが気に入ったのが、自分と同じ尻尾のない子猫でした。

その子猫はボールのように弾む様子から、ALL BALL(オールボール)と名付けられ、ボールの愛称で呼ばれるようになりました。

飼育員はもしかすると、ココが子猫を殺してしまうのではないかと危惧していましたが、そんな人間の心配をよそにココは子猫を舐めたり、抱きかかえたりして愛おしそうに大切に扱ったのです。

 

山田さん
へぇ~すごい!

 

突然のボールとの別れ

 

子猫のボールをとても可愛がって愛情を注いできたココですが、別れは突然やって来ました。

ボールが交通事故に遭い死んでしまったのです。

飼育係をしていたパターソンさんは、その事をココに知らせるために手話で伝えました。

ココは沈黙の後、「話したくない」と答えました。

そして、「悲しい」「涙が流れる」という事を手話で伝えています。

ココは声を出して泣きました。

 

 

本当にココボールが大好きで、愛おしくてたまらないという接し方ですよね。

豊かな母性を持つココ。

ボールがココの腕の中で大切に大切に抱かれている姿には感動します。

 

一方で起こる批判とは

 

このココボールの死を悲しんでいるという様子に対して、批判の声があるのも事実です。

パターソンさんの説明に悲しむココの姿は、実は編集されたものであるとか、手話は、一般的なものではなく、ココが作り出したもので、ココと会話が出来るのは、パターソンさんと数人だけであることから、自分勝手な解釈である等との批判もあるのです。

 

ココの言葉

 

ボールの死をきっと理解していたゴリラのココ

ココはこんな質問に答えています。

ゴリラは死んだらどこへ行くの?」の問いに

苦痛のない穴に、さようなら」と。

 

ローランドゴリラのココは、1971年7月4日サンフランシスコで生まれて、2018年6月19日 46歳で苦痛のない穴へと還って行きました。

 

noriko
きっと、ココは会いたかったボールと再会して永遠の時を過ごしているのかもしれませんね。

 

まとめ

ココに再び子猫との暮らしが訪れたのは、ココが44歳の時でした。

この時は2匹のかわいい子猫でした。

初めて子猫のボールと出会い、猫が愛しいと、可愛いと感じたゴリラのココは、また失う事の悲しみも教わった。

だから、再び子猫達に出会えてきっと、ボールが教えてくれた優しい感情を、幸せな気持ちを、思い出したのではないかと、そんな風に感じました。

批判があるのは、ある意味分からなくはないと思う処もありますが、私はやはり、ココとパターソンさんの間には、確かに伝わる言葉があったと思っています。

そして、ココにはちゃんと感情があり、それを表現できる能力もあると思います。

なにより、ココがボールを抱いているあの姿が紛れもない事実で、そこからは深い愛情が伝わってきます。

その子が突然いなくなるという事に、ゴリラのココが心から悲しみ、涙を流すことになんの違和感もない。

あの愛おしく抱く姿が全てだと思いました。

 

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

アイキャッチ画像出典元http://www.solarnavigator.net/animal_kingdom/mammals/gorilla.htm