こんにちはnorikoです。今回はねこちゃんの爪を切る!についてです。
慣れないと結構大変な作業ですよね。
爪を切らないでいると、ねこの爪の先がものすごく鋭くなって、それはそれは痛いです。
じゃれたりすると、最初は爪を隠してくれていますが、興奮してくると思わず爪が出て来ちゃうんですね。
私の肩に上がろうとして爪が刺さった事もあります。
痛いんですこれがとてもピリピリするんですよね。
ちゃんと切っていない自分が悪いんですけど(^^ゞ
あらかじめ知っておくことで被害?を最小限に止めるために、ねこちゃんの爪の切り方をご紹介したいと思います。
目次
なぜ爪を切るの?
まず最初になぜ爪切りが必要なのか?
それは、飼い主さんが危害を受けないため。
だけではなくて、勿論それも大事です。
ですがもう一つ、ねこちゃんにとって必要な理由があるんです。
それは、ねこちゃんが自分自身を傷つけないため。
これはどうゆう事かと言うと、主に後ろ脚の爪が伸びている時ですが、ねこは自分の体をよく掻きます。
その時後ろ脚でせっせと首の辺りを掻いていますが、痒すぎてつい力が入りすぎた時、爪が伸びていると皮膚を傷つけてしまうかもしれません。
ねこの皮膚は薄くて弱いです。
傷つくと傷口からばい菌が入り感染症を引き起こすことも考えられます。
同居の猫がいる場合はケンカするとお互いを傷つける元にもなりますね。
また、猫が年を取ってくると、爪とぎをする回数が減って来ます。すると爪は硬くなり太くなって、放って置くと爪の先端から肉球の方に向かって丸くなってきます。
巻き爪です。
その爪は肉球に刺さってしまう。という事態になります。
そうなった肉球は傷口が化膿してきて大事になる恐れもあります。
それに、巻き爪になると歩行がうまくできなくなってしまいますね。
もちろん痛いでしょうし。
ちょっと想像してみましょうか
例えば自分の足の親指の爪が伸びて、その爪の先端がだんだん下の方向へ向いて、カーブして自分の親指の腹のところに向かってくる・・そうすると、爪は、どうなりますか?
チクチクッ、と徐々に刺さり始めて、イタイ!(>_<) となり、もっと深く刺さると、イタイイタイイタイ!となります。
歩けますか?
ムリですね。
イタクテイタクテ歩けません。
ねこちゃんはそれでも自分で「病院に連れてって」とは言いませんから、上手く歩けなくても我慢してしまいます。
それはかわいそうです。
ですから、そうならないように。ねこちゃんにそんな思いをさせないように気を付けてあげなければいけないですよね。
爪とぎと爪切りの違い
爪とぎすれば切らなくてもいいんじゃないの?と考えそうですが、これが少し違うんですね。
猫の爪の構造は、何層にも重なっているものなんです。
古い爪が一番外側で、新しい爪が一番中にあります。
爪とぎでは外の古い爪を取り除く作業で、中にある新しい爪をより鋭く研ぎ澄ますんです。
まさしく爪研ぎ です。
そうして獲物をグッ!と捕まえる。と言うのが外に暮らす猫たちです。
室内飼いのねこちゃんは獲物を獲る必要性はないので、その代わり(?)人と遊んだりじゃれたり、同居猫とじゃれあったり時にはケンカしていると、相手を傷つける「危ない爪」になってしまいます。
ねこの爪の切り方
爪の出し方
爪を切るためにはまず、爪を出さなければいけません。
普段は隠れている爪ですが、これはなぜかというと「抜き足差し足忍び足」って言葉ありますが
猫ちゃんの歩き方がそうです。 そーっといつの間にかそこにいるという感じです。
そうやって野生時代獲物を獲るために、相手に気づかれないように近づく必要があったのですね。
肉球で静かに歩く。
これが猫ちゃんの習性だと思っています。
後は爪の構造上の理由があり、爪を支えている「腱」が緩んでいる時には爪は隠れていて、「腱」を引っ張るとスッと出てくるという構造です。
ですから腱が引っ張られるのはつま先立ちになったり、緊張が走ったりした時に爪が出て自分を支えたり、攻撃姿勢に入ったりする状態という事なんですね。
飼い猫の場合は狩りをする必要がないので飼い主さんがその「腱」を押して爪を出させるようにしなければなりません。
家のゆうちゃんの手で、ねこの爪の出し方を見てみましょう。
このようにねこちゃんの手をプニュッと軽く押すと隠れた爪が出てきます。「腱」を押しているという状態ですね。
爪を切る時はこのように爪を出してあげて、もう片方の自分の手に持った爪切りで爪を切ります。あまり強く押さなくても大丈夫ですよ。
爪を切るための姿勢
猫ちゃんを後ろ向きにして、自分のお腹のところにしっかりと抱きかかえて下さい。(もちろん座ってね)
この時、決して飼い主さんが慌てたり、緊張したりイライラしたりをしないように心がける事が大事ですね。
しつけの時と同様に、猫ちゃんは飼い主さんの気持ちが伝わって、猫自体が緊張からパニックに陥りやすくなりますから、そうなると抱っこされているその状態から逃げて行こうとしますので、それをまた無理に押さえつけても、いいことはありません。
その日は爪切りは諦めた方がいいですね。
ムリすると、力が入り、切らなくてもいいところまで切ってしまいそうですから、いさぎよく諦めた方がいいです。
ねこちゃんにイタイ思いをさせてはいけないですよ。
おねがいします。
爪を切る部分
ではでは、一体、爪のどこを切ればいいのか?
わたしのヘタっぴな絵でご紹介したいと思います。(^^ゞ
ねこの爪には血管と神経が通っています。
爪は半透明なので、中に通っている血管が見えます。ピンク色ですね。
その血管を間違って切ってしまうと、出血はもちろんですが、猫ちゃんが爪切り体制を見ると、逃げるようになるので慣れさせるまでに、時間が掛かりますね。
こわいものだという記憶が残るだけで、いいことはありません。
もしも、間違って切ってしまった場合は、止血・消毒することと、病院へ行って一度は診て貰うようにしたほうがいいと思います。
慣れないうちは本当に爪の先だけ。
そして、一度で全部の爪を切ろうと頑張らない事ですね。
今日は一本でもいいっか!
明日また違う爪を。
という感じでゆったりと行う事をお薦めします。
それは、ねこちゃんの負担も減りますし、爪切りが怖い事ではないという事を教えるためにも効果があると思います。
その後飼い主さんが慣れてくると要領も得て、スムーズにできるようになりますよ。
どんなことでもはじめの一歩があるので、無理はしないということが大切だと思います。
どうしてもうまくいかない、または、怖くて出来ないという場合は、動物病院でカットしてもらうといいですよ。
お金は掛かりますが、先生に教えてもらう事も出来ますので、不安だなぁと思ったら一度試してみてはと思います。
爪切りグッズの種類
爪切りには、ハサミタイプ・ギロチンタイプがあります。
下の写真はハサミタイプの爪切りです。
私はずっとこれを使っています。
ハサミタイプは先端の猫の爪の形にカーブしているところに、ねこちゃんの爪の先端を挟んで、パチッ!と切ります。
何度も言いますが、血管の近くまではハサミを持ってこないようにしてくださいねっ。
どうせ切るんだから、少し短めにしておこうと思って「もう少し奥まで・・」とやってるうちに血管に触ってしまう可能性は本当に「大」ですから、そこまではしなくても、先端の鋭く尖った部分だけ切れば大丈夫ですからね。
注意!
血管は絶対切らない事
鋭く尖った部分だけを切るようにしてください。
私はギロチンは使ったことがないのですが、爪を切った時のパチッという音がしなくてスット切れるという事です。
爪先の丸いところに爪を入れてストンと切れるそうです。
実体験がなくて説明の説得力が出ませんが、このような爪切りがあるという事をご案内しておきたいと思います。
まとめ
猫にとっての爪切りは、ねこちゃん自身も、また飼い主さんや同居猫などを傷つけないための大事な作業です。
老猫は爪とぎをしなくなってくるので、爪が硬くなり巻き爪になって肉球を傷つけたり、歩行がうまくできなくなったりしますので、そうならないように爪切りをすることも大事になってきます。
爪を切る時は、飼い主さんが落ち着いて猫ちゃんを安心させて、そうして慌てず急がず、急がせず(ねこちゃんを)に行う事が必要です。
最初は一番伸びているなとおもう爪だけにしておくことが、猫ちゃんも爪切りを怖がらずに長続きできるコツになると思いますので、無理をしないことを心がけてほしいと思います。
ねことたのしく暮らすためにはいろいろとやることがありますね。(^-^)
楽しく、やさしく、気持ちよく暮らしたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。