こんにちはnorikoです。
今回は猫のジャンプ力についてです。
よろしくお願いします。
norikoさん質問があります。
家の猫たちはタンスの上でもどこでもすぐに上がるんですけど、
ねこってどれくらいの高さまで飛ぶの?
目次
ねこのジャンプ力
ねこちゃんは自分の体の約5倍の高さまで飛ぶことが出来るんです。
猫ちゃんの体のサイズ
全長・・・頭の先からしっぽの先まで。
体長・・・胸からおしりまで。
体高・・・立った状態の脚から背中まで。
自分の体というのは、体高(脚から背中)の長さのことです。
この体高は猫の種類によっても違ってきますが、成猫(1歳~)は平均30㎝位です。
ですから30㎝の5倍の高さを飛ぶというのは150㎝は飛べるということですね。
動物の中で一番のジャンプ力を誇るのは
参考画像 wikipedia ピューマ トラ ライオンより
4位以下
4 | アイベックス | 3.7m | 10 | サラブレッド(ウマ) | 2.47m |
5 | スプリングボック | 3.5m | 11 | トビネズミ | 2.4m |
5 | オオカンガルー | 3.5m | 12 | ウサギ | 2.1m |
5 | アカオオカミ | 3.5m | 13 | ネコ | 1.8m |
8 | インパラ | 3.0m | 14 | アルマジロ | 1.0m |
9 | オナガー | 2.5m |
体の大きさが違うのでそれだけで比較にはならないと思いますが、同じ小さな体のトビネズミやウサギとの比較では、それほどの大きな違いはないですよね。
猫の中には2m程ジャンプできる種類もあります。
体高の比較をしますとピューマは高くて90㎝なので、7mのジャンプ力は約8倍弱という事になります。
それに比べてトラ・ライオン・アイベックス・スプリングボック・オオカンガルー等の上位はそれぞれの体高からすると
体高 | ジャンプ力 | 跳躍率 | |
トラ | 70~90㎝ | 4m | 約4倍強 |
ライオン | 107~123㎝ | 3.8m | 約3倍 |
アイベックス | 68~80㎝ | 3.7m | 約4倍 |
スプリングボック | 70~90㎝ | 3.5m | 約4倍 |
オオカンガルー | 150㎝ | 3.5m | 約2.5倍 |
となります。
猫は体高約30㎝程ですから、1.5~1.8mのジャンプ力は約5倍ということで、その凄さがわかりますね。
どうして高くジャンプができるの?
猫ちゃんは後ろの脚の筋肉(速筋)が発達しています。
飛ぶ時には人間で言う足の裏を地面にしっかりと着けて、背骨のしなやかさでジャンプします。
普段はこの足の裏を使って歩くことはせず、つま先で静かに音を立てずに歩きます。
いつの間にかそこにいるということよくありますよね。
音を立てずに歩けるのが猫ちゃんです。
背骨には骨と骨の間に椎間板というクッションの役割をもつ軟骨があります。
ねこちゃんが背中を丸くして寝ていたり毛づくろいの体勢で首をグッと下に向けたり横に向けたりという姿勢が出来るのは、この柔軟な背骨のおかげなのです。
柔軟性があるということは、
体に力を貯められる
バネのように体が動く
瞬発力が持てる
という事だと思うので、ジャンプをするにはこの背骨の柔軟性と、後脚の筋力(速筋)が必要不可欠です。
これを持っているのが、猫ちゃんという訳です。
ねこちゃんの飛ぶ瞬間を見ていると、体を丸めて低い体勢になり集中力を高めて、狙いを定めて、イザッ!となった瞬間背中を伸ばして後ろ足のキック力で体を上に押し上げる。
そして、伸びやかにストンと目的地に着地します。
こんな光景見た事ありますよね。
これを実行するには必要なものが何かが見えますね。
なるほどねぇ。柔らかい背骨と強い筋肉をもつ後ろの脚ねぇ。
あともうひとつは、本能的な動きがあると言えます。
野生時代の狩りの時に獲物を見つけるために木に登ったり、自分の身を守るためにも高い所へいく必要性があったので、生活の中で生き延びるために身に付けた護身用なのかもしれないジャンプ力というものが作られていったのかもしれませんね。
家の中の高い場所
ねこちゃんはとにかく高い場所が好きです。
お家の中だと、冷蔵庫・タンス・食器棚・本棚・押し入れの中等よく上がります。
また、少し低くてテーブル・机・電話台・カーテンなんかにも上ったり昇ったりします。
お家の中にあまり高低差がないようならキャットタワーなどあればねこちゃんの運動になり、ストレスの解消にも役立ちますね。
まとめ
猫のジャンプ力についてご紹介しましたが、すっかり飼い猫になっている普段の猫ちゃんですが、このように野生的な面も残っていて日常にその姿を見せてくれる瞬間があり、脈々と受け継がれてきた能力に改めて驚きを覚えます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。