神秘的な猫の目の色『オッドアイ』とは

noriko
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こんにちはnorikoです。
今回は神秘の瞳 オッドアイについてです。
よろしくお願いします。

オッドアイ猫ちゃん

この猫ちゃんの目の色 とてもきれいですね。

左右の目の色が違いますが、これを「オッドアイ」といいます。

きっと猫好きさんならみなさん知ってますね。
主に白猫に多いとされていて色の組み合わせは片方が青色でもう一方が橙色・黄色・緑色が一般的です。
中には「金目銀目(きんめぎんめ)」と呼ばれている縁起がいいと言われる組み合わせがあります。
(日本では)片方が青色でもう片方が淡い銀灰色・淡い青色の場合です。

金・銀っておめでたいシーンで用いられる事が多いですからね。

参考資料・画像wikipediaオッドアイより

縁起がいいと言われるのは日本だけではありません。

海外でもオッドアイのねこちゃんは幸運を運んでくると言われて珍重されているんです。

神秘的ですからね。

目次

オッドアイとは

このオッドアイは正式には「虹彩異色症(こうさいいしょくしょう)」といいます。

虹彩というのは、角膜と水晶体の間にある薄い膜のことで、瞳孔から入る光を調節します。
(瞳孔の大きさによって光量を調節する)

虹彩色はメラニン色素の量で決まってくるんです。

メラニン色素の量で変わる目の色
6段階

① 少ない   グリーン
②  ↓    ヘーゼル
③  ↓    イエロー
④  ↓    ゴールド
⑤  ↓    オレンジ
⑥ 多い    カッパー

細かく分けると主にこのような色の種類になりますが

グループ分けすると[グリーン・ヘーゼル][イエロー・ゴールド][オレンジ・カッパー]

が同系色と考えていいと思います。

メラニン色素が多いと瞳の色はのような濃い色合いになり、逆に少ないグリーンの瞳になります。

そしてもう一つ、青い瞳というのがありますが、これは色素細胞が青いというわけではないのです。

むしろ目の色素細胞が欠乏しているという事で、私たちの目には青く映っているだけという事なんです。


例えば、「空」=「青い」というのは、実は青く見えているだけなんですよね。
光の波長が一番長いのは赤や橙色ですが、紫色や青色は波長が短いので、大気中の分子にぶつかりやすく、それが様々な方向へと散っていきます。
その散り乱れた青が私たち人間の目に入りやすくなり、空が青い色に見えているのですね。

紫色も青と同じで波長が短く散乱していますが、空は紫色には見えませんね。
これは、私たち人間の目には同じように大気中に散乱している紫色を捉える事が出来にくいのです。虹は七色ですが赤は一番見つけやすいですが、紫色ってチョッと見えにくくないですか? うっすらと目に入ってくる程度だという認識ですよね。
紫色は人間の目に捉えにくい色ってことですね。逆に青色は捉えやすいということになると思います。

と、いう事で、猫ちゃんの青い目は実は色がついているわけではなく、私たちの目に青く見えるだけという事になります。

ゴールドとブルー

この虹彩色左右で異なった時オッドアイの状態が起きます。

これには先天的な遺伝の場合と後天的な要因から起こる場合があります。

先天的には遺伝子の突然変異等。

後天的な場合は、事故や目の病気等で起こる事があります。

例えば事故が原因で虹彩が傷ついた場合、正常な方の目と比べてケガを負っている方の目のメラニン色素の量が変わって来ます。

一つの例としては、それまでゴールドだった両目の猫ちゃんが、片方の目をケガをした場合、虹彩が傷つきメラニン色素の量が少なくなりケガをした方の目はブルー系になってしまう。
という具合ですね。

また、病気が原因の場合は代表的な病気としてあげられるのが緑内障です。

緑内障は目の眼圧が高くなることによって虹彩に傷がついた場合、色素細胞の量が変化する事が結果としてオッドアイの状態になるという可能性があります。

白猫にオッドアイが多いのは

山田さん
山田さん

オッドアイって白猫のイメージがあるんだけど・・
他の毛色の猫でもあることなの?

noriko
noriko

白猫以外にもオッドアイのねこちゃんはいますよ。
黒猫・茶色・白黒のねこちゃんにもオッドアイの子はいます。

でも、他の毛色の子達に比べると白い猫ちゃんがかなり多いですね。
ねこの毛の色というのも色素細胞の数で決まって来ます。

白の毛色になるには白色遺伝子というものが大きく作用しています。
この遺伝子は毛の色を消してしまう遺伝子と言われていて、これをひとつでも受け継いでいると、他の色を抑えて全身真っ白な毛色になります。

このように白い猫は色素細胞を抑制されるので、瞳の色も同じように抑制された細胞によってブルーの色になり、それが遺伝などによって片方の目の虹彩色に変化が現れるようになりやすいという事です。

澄んだ瞳

耳の障害

オッドアイの猫ちゃんは、青い目の方の耳に障害が出やすいと広く言われています。

でも、その原因についてまだ完全には解明されていません。

その中でも考えられることは、耳の中には音を増幅する器官があります。

その器官をコルチ器といいますが、白猫遺伝子というものが耳の中にまで影響を与えると、音を増幅する器官の形成が不十分になりその影響で難聴になるのではないかと言われています。

まとめ

オッドアイ、本当に魅惑的で神秘的ですね。
チョッと謎めいていて魅力イッパイです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


ABOUTこの記事をかいた人

猫のいる風景が大好きなnorikoです。 猫大好きですが現在はみんな天国へ逝ってしまったのでぬいぐるみの猫ちゃん達と暮らしています。