子猫の成長は早い! 体重の増加と身体の変化について

猫ちゃんはこれから発情期の季節に入り、妊娠してから約60~67日で出産を迎えます。
1回の出産で平均3~5匹は生まれます。
子猫はとってもかわいいですが、その成長もまた早く、12ヵ月で大人の猫になり、成長もほぼその頃に止まっていきます。

🐈  🐈  🐈 🐈

noriko
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こんにちは。norikoです。今回はあっという間に大きくなってしまう赤ちゃんねこ🐈の成長過程を見ていきたいと思います。

ボクも早く大きくなったのかなぁ・・・

目次

子猫の体重変化と成長過程

子猫が生まれてから12か月までの体重の増加と、体の成長を見ていきたいと思います。

生後0日~1週間

体重は約80∼100g程。 掌に乗るくらいの大きさで約10㎝位。

目は見えません。歩行も出来ない状態。へその緒も付いたままになっています。

耳も聞こえません。

子猫の体重は平均的な健康体だと、1日に10~15g位増えていきます

この頃は日に3,4時間の間隔で授乳しなければなりません。


また、1日の90%は寝て過ごしますから、授乳後は寝床へ、の繰り返しになりますね。

赤ちゃん猫は自分で排泄が出来ませんから、おしっこは授乳後にうつぶせにして、しっぽの付け根辺りをティッシュなどで軽く刺激して排尿をさせてあげましょう。

1日1回はうんちも促してあげましょう。肛門周りを軽く刺激して排便させてあげるといいですね。

生まれたばかりの時は、母猫のお腹の中の羊水を飲んでいたために、黒っぽいウンチが出ます。

1週間程へその緒が自然にとれますので切らなくても大丈夫です。

目も開き始めてきます。

体重も200g前後になっています。

前足で体を支えるようになってきます。

生後1週間~2週間

2週間も経つと子猫の体重250~300g前後にまで増えています。
4時間置きに授乳の必要があります。

目は1週間過ぎた頃から徐々に開き始め2週間目には完全に開いてきれいなキトンブルーになっています。

後ろ足で体を支えられるようになります。
この2週間程から、猫の性格が作られるようになってきます。

生後2週間~3週間

体重は3週間で約300~400g前後まで増えています。

授乳の間隔も6時間置き位になります。

乳歯が生えるのもこの時期です。

四本の足で体を支えられ、よちよち歩き出します。

耳が完全に聞こえるようになってきます。

生後1ヶ月目


生後1ヶ月目からは、乳歯が生えそろい離乳食を食べる時期に入ります。

体重は400~500g程になっています。

ミルクから柔らかいフードへ徐々に切り替えていくのがいいですね。
カリカリをぬるま湯で柔らかくしておくのもいいですね。

ミルクも哺乳瓶からフードボールへと切り替えて、飲みやすいようにあまり高さの無い飲みやすい物を選んであげてください。

子猫は顔を容器の中に着けてしまう事があります。
加減がまだ分からないのかもしれませんね。容器の外にミルクが飛び散る事もよくあります。

容器の下に大きめのシートを置くとお掃除も楽に済みますよ。

排泄も自分で出来るように教えるのもこの時期です。

爪の出し入れが自分で出来るようになるのもこの時期です。

生後2ヵ月∼12ヵ月まで

月齢体重成長の過程
生後2ヵ月900~1㎏遊びに夢中になる時期
生後3ヵ月1.3~1.5kg爪切りに慣れさせるようにする
生後4ヵ月2kg前後メスの早い子は発情が見られる 遊び盛りの時期
生後5ヵ月2~2.5kg固いままのカリカリはまだ食べにくい時期ですが、少しづつ慣れさせましょう。
生後6ヵ月3.0kg前後乳歯が永久歯に変わるのでカリカリも噛み砕けるようになる。
生後7ヵ月3.5kg前後オス猫の去勢の時期に入ります。
生後8∼12ヵ月4~5.0kgこの頃から体重の増加は緩やかで、その後の理想体重の目安となります。

体重の測定方法

体重が1㎏位までは、キッチンの量りで充分使えますよ。

子猫がすっぽり入るくらいの大きさのボールを載せて、その分を差し引き体重を計測します。

人間の体重計の場合は、人間の体重を差し引いて割り出します。

授乳期(生後1ヵ月半位)までは毎日の測定が必要です。順調に体重が増えているかどうか確認した方がいいです。1日約5g以下の増加だとミルクが足りていないかもしれません。

その後生後4ヵ月目くらいまでは、週に1回の測定を。
4ヵ月過ぎると、月に1度でいいと思います。

子猫を育てる注意点

母猫がいない子猫の場合は、飼い主さんが母猫の代わりにやらなければいけない事があります。

体温の調節 排泄補助 哺乳

体温の調節

赤ちゃん猫(生後1週間位まで)は自分で体温の調節は出来ないので、母猫に近い温度を作ることが大切になって来ます。

母猫の体温は、35~37 度程ですから、仔猫が1日の90%を寝て過ごす寝床にこの温度を作ってあげましょう。

方法としては、ペット用のホットカーペットや、またはペットボトルにぬるま湯を入れて、それをタオルでくるみ使用します。

直接だと皮膚の弱い子猫は低温火傷を負いかねませんので、必ずタオルにくるんで、寝床の隅の方に置いておくと、ねこちゃんは暖かさを求めて移動します。温まると、また離れて居心地の良い場所に移動するようになります。

ペットボトルのお湯が冷めたら取り替えが必要です。

寝床の温度の目安としては、1週間まで 30度前後に 3週間まで 26~29度 4週間  24∼26度。
寝床となる箱の中に温度計を固定しておくと測定しやすいですね。

寝床は段ボール箱やプラスチックの衣装ケースなども代用できます。

下にはタオルなど敷いて、また上にもタオルを掛けて蓋の役割としておくといいと思います。寝床の温度が急激に下がらないようにするためです。
上のタオルは全体でなくとも少しの隙間を残した方が温度の上がり過ぎを防ぐためにもいいですね。

あとは、タオルの中にもぐれるようなふわっとした隙間があるとなおいいですね。
寝床の中はノミやダニが生息しやすいので、清潔に保ってあげることも必要です。

排泄補助

生後3週間くらいまでは飼い主さんの排尿・排便の促しが必要になります。

★ やり方 (排尿)ティッシュペーパーで肛門の下を軽くこすります。授乳後、姿勢は片手でうつ伏せにして行います。

 やり方 (排便)おしっこと同じくティッシュで今度は肛門をチョンチョンと刺激します。 おしっこと違って毎日ではないこともありますので、出ないからとしつこく排便させようとしなくても大丈夫です。

授乳させる

用意する物として、ミルク(粉・液状のタイプがあります) 哺乳瓶(子猫用)


3週間目までは、1日6,7回は必要です。
与える間隔は、3~4時間置き位になりますね。


朝も夜も関係なく、仔猫にはミルクを飲ませなくてはいけません。


★ 飲ませ方 うつ伏せの姿勢にします。頭を軽く上にするように首の後ろに手を添えて安定させ、哺乳瓶を口にあてます。


あまり急がせずに飲ませて下さい。
その後は、背中を軽くポンポンと叩いて、げっぷをさせます。(空気を出させるためです。)

身体のチェック

身体のチェックも忘れずに行いましょう。

口・被毛

口の中被毛
目やに・充血鼻水歯の成長・よだれ・炎症疥癬

いずれも症状が見られた場合は、ウイルス感染の可能性を疑いすぐに受診してください。

子猫に多いのは猫カリシウイルス感染症・猫ヘルペスウイルス1型などです。

猫の風邪」👉 https://noriko-05.com/nekokaze/

まとめ

生まれたての赤ちゃん猫は本当に小さくてか細く、弱々しいですがもうこの時から、生きようとする一生懸命さが見えます。

まだ開かない目で、聞こえない耳で、歩けない手足でこの子達は、生きるために産まれて来ました。

どうぞすくすくと育って、優しい人たちと触れ合って、伸び伸びと遊んで、安心して眠れて、人間が大好きな子になってほしいですね。

そんな環境を与えてあげたいです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ABOUTこの記事をかいた人

猫のいる風景が大好きなnorikoです。 猫大好きですが現在はみんな天国へ逝ってしまったのでぬいぐるみの猫ちゃん達と暮らしています。