骨粗しょう症と聞くと、人間の高齢者に多いという連想しますよね。
私の母が今月5日にベランダで転倒して、右大腿骨大転子骨折となり現在も入院しています。
寝たきりになるのを予防するために、リハビリを行っている状態です。
担当医のお話では、骨がスカスカだそうです。
高齢者に限らず女性は特に閉経後は注意が必要のようですね。
こんにちは。norikoです。私も骨スカスカにならないように、歩く事は心がけていますがカルシウムはもしかしたら?不足気味かもしれません💦
そして、猫ちゃんにも同じように骨がもろくなり、骨折しやすくなることがあるようです。
目次
骨粗しょう症とはどんな病気か
みなさんが想像通りの,骨がスカスカ状態になる事で骨折しやすくなるのが、骨粗しょう症です。
なぜ骨がスカスカになるのでしょうか?
骨も皮膚や血液と同じく毎日古い物から新しい物へと新陳代謝を繰り返しています。
骨は、破骨細胞によって壊され血液中にカルシウムを放出し、骨芽細胞によって新しく作られるという2つによってキープされています。
骨はカルシウムの貯蔵庫なんですね。体の中にあるカルシウムの約99%も蓄えているんです。
ですから、血液中のカルシウムが不足して来ると、骨の中のカルシウムが放出されて不足を補います。
新しくカルシウムを貯蔵でき、古いものを出すというサイクルのバランスが取れていれば、
一定の強さが保たれますが、放出の方が多い場合、骨の中でカルシウムがどんどん減っていくために、
骨密度が低くなり、骨の中は徐々にスカスカな状態になっていくという訳ですね。
このような状態になると、チョッとした事が原因で骨が折れやすくなります。
これが骨粗しょう症という病気です。
主な原因と対処法
1 加齢からくる場合
2 栄養不足からくる場合
3 運動不足からくる場合
4 他の病気からくる場合
以上の4つが挙げられます。
1 加齢
これは新陳代謝が悪くなる事で、破壊される → 作られるというサイクルのバランスが崩れます。
作られる方が、破壊に追いつかなくなるのですね。
ねこちゃんも7歳位から注意を払ってみてあげてください。
2 栄養不足
骨の主成分はカルシウムやタンパク質ですが、まずカルシウムを摂取することは勿論ですが、同時にビタミンDの摂取も必要です。
ビタミンDは、腸管からカルシウムの吸収を促進し、血液中に入ったカルシウムを骨まで運ぶ働きをします。
カルシウムは溶けにくい性質があるために、ビタミンDと同時に摂ると効果的ですね。
特にビタミンDは日光を浴びると合成されるのですが、僅かな量に留まるため、食べ物で摂取する必要があります。
さらにビタミンKも必要で、カルシウムの促進と、尿として排泄されるのを抑え、骨の破壊を防ぐ働きがあります。
栄養のバランスの良いフードを日頃から与えるように気を配るといいですね。
キャットフードの袋の裏側に成分表が載っていますので参考にされるといいと思います。
3 運動不足
運動すると骨は体を支えるために太く丈夫になっていきます。
太くなることは、骨密度が高くなり、それだけ骨の中にカルシウムを貯める事になります。
ねこちゃんも高齢になると寝てばかりの日常になりがちですから、適度な運動はさせてあげたいですね。
4 他の病気が引き起こす
糖尿病・腎臓病・副甲状腺機能亢進症などの疾患がある場合。
糖尿病はホルモンバランスの崩れから、骨密度が低下し骨がもろくなります。
腎臓病は、ビタミンDが上手く作られなくなることから、腸からカルシウムが吸収されにくくなるために、骨密度の低下が起こります。
副甲状腺機能亢進症は、副甲状腺ホルモンが過剰に分泌されることによって、骨中のカルシウムが分解され、血液中のカルシウム濃度が高くなりすぎ、骨密度が低下し、骨がもろくなっていきます。
他の病気が原因の場合は、まずその病気のための治療を受け、回復を目指すことになります。
高齢猫(7歳から)で次のような様子が見られたら、注意してみて下さい。
〇 歩かなくなった
〇 動かなくなった
〇 手足の関節の動きがおかしい
もしも、ねこちゃん自身は気が付かず慣れた場所でジャンプしたりしようとするかもしれませんが、着地の際に骨折したりしやすくなります。
上記の行動が見られたら、おかしいなと思い、一度受診してみてくださいね。
まとめ
わんちゃんにもねこちゃんにも、骨粗しょう症は起こります。
適度な運動と、栄養の管理は飼い主さんが出来る事なので、特に高齢猫の年齢に達した時には、日ごろの様子を見ていてほしいと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございました。