ねこにも起こる「認知症」の症状とは

norikoさん
こんにちは。norikoです。
昔は猫には認知症の様な症状はないとされていました。
一方犬は認知の症状がみられる場合が多かったようです。
なぜ猫はないと言われていたの?
猫って、日ごろ寝ている時間が多いですので、例えその様な症状が出ていたとしても、周りは気づきにくかったのでは、と言われています。

確かに散歩の習慣もありませんし、飼い主に忠実な行動をとるわけでもないので、一日の大半を寝て過ごす猫は体調の変化そのものも気づかれにくいとい面はあるかもしれませんね。

しかし、最近そんなねこちゃんでも症状から「認知症」と診断される事があるんですね。
多分、室内飼いの子が増えてきて、飼い主さんの目が届くようになり、大事に飼育されているために異変に気付くことが多くなったのではないでしょうか。

年齢的には犬は早い子で11歳、更に早い子では7,8歳で、症状が現れます。
猫は、15~18歳以上の高齢猫に多くみられます。
猫の平均寿命は15.3歳位(室内飼い)ですので、この病気が発症する前に寿命を終える子達もいるので、全体としてはまだ少ない発症率になっているのかもしれません。

この病気に罹る子はわんちゃんよりはまだ少ないですが、ゼロではありませんし、高齢化が進んでいる猫ちゃんたちにとって、他人ごと(猫事?)ではありませんね。

 

猫の認知症とは

脳の老化などによって、脳が痩せて(委縮)しまうため脳細胞が正常に機能しなくなってしまう症状。
そのために認知機能が衰えていくという病気です。

 

英国の研究機関では11∼14歳の猫では28%、15歳以上では50%の子になんらかの行動障害が出ていると発表されています。
これは加齢からくる症状で猫の認知症の症状は犬と同じくらいであるようです。

 

 

 

認知症になる原因とは

原因として考えられることは

■ 加齢による脳の萎縮からくるもの
■ 病気からくるもの
■ ストレスからくるもの

加齢による場合は、脳が痩せてくるために、日常の生活習慣が思い出せなくなったり、今いる場所がどこなのか、なにをする所なのかが分からなくなってしまいます。
また、食餌も食べたのか、まだ食べていないのかも分からず、何度も要求したりします。
徘徊なども起こすようになり、異常な行動が見られるようになってきます。

病気が引き起こす場合は、目が見えなくなったり歩行が不自由になり、転んだりぶつかったりという症状が出てきます。
主な病気としては、脳腫瘍・高血圧からの脳出血などが挙げられます。
これらの病気により認知機能が低下して、認知症の様な症状を引き起こす場合もあります。

ストレスによるもの、は脳はストレスを感じると、脳の神経細胞を死滅されるといわれるアミロイドβ蛋白という物質を生産します。
ヒトではこれがアルツハイマーにつながると言われています。
猫ちゃんも同じようにストレスは病の素になるということですね。

 

認知症と思われる主な症状とは

主な症状■ トイレの場所が分からなくなる
■ 食餌を摂ったかどうか忘れる
■ ドアの前で動けなくなる
■ ただウロウロと歩き回る
■ 夜中に鳴き続ける
■ 飼い主が呼んでも反応がない
■ 自分の名前を忘れる
■ 狭い場所から出られなくなる(後ろに歩けない)
■ 遊びに無関心になる
■ 凶暴になる
■ 鳴き方が異常で大きな声になる

以上の様な症状がみられるようになります。


トイレが分からなくなると、排尿排便をあちこちでしてしまいます。

食餌の催促も頻繁に起きたり、逆に食べなくなったりと日によってハッキリ分かれたりします。

ドアの前で動けないのは、今どこにいるのか、何のためにそこに居るのかが分からなくなるからです。

ただウロウロ歩き回るのは、目的が分からなくなって、どこへ行ったらいいのか? という状態に陥っているからですね。

夜中に鳴き続けるのは、漠然とした不安の表れだと思います。
側に飼い主さんがいても、そのことに気が行かず、ただ不安に襲われる状態だと思います。

このように様々な症状が出てきますが、こうして書いていても可哀そうになってしまいますね。

 

認知症の治療法は

加齢による認知症の症状を完治させる治療は、残念ながら難しいというのが現実ですね。

進行を遅らせることや、サプリメント等で脳の老化を防ぐような方法をとる事が今出来る事かもしれません。

サプリメント

脳細胞の老化が引き起こすとみられる認知症の進行を防ぐためには、細胞老化の原因とされる酸化を防ぐ効果が期待されている、オメガ3脂肪酸が含まれるDHAEPAなどを配合したサプリメントが販売されています。

またビタミンも必要な栄養であり、ビタミンB6・B12・C・Eなども摂取するといいと思います。

病気による場合

認知症との因果関係が考えられる病気がある時には、病気そのものの治療を取る事で改善される可能性があります。

認知症の予防法

病気が原因の場合は治療によって予防が出来ますが、加齢が原因の認知症は、食い止める事が出来ないというのが現実だと思いますが、私たち飼い主が日頃から出来ることがあります。

● 遊ぶ
● 食餌の管理
● コミュニケーション(ブラッシング等)

 

 

毎日の生活の中で必要なのは、刺激を与えるという事です。
おもちゃで毎日数分でもいいから、体を動かすような遊び方が出来るようにしてあげる。
運動することによって、または「楽しい!」「嬉しい!」という感情が脳の様々な機能を活発にしてくれます。

食餌はDHAやEPAなどが含まれているフードを与えるようにしましょう。
高血圧になるような高脂肪や、塩分の摂りすぎには注意が必要です。

ねこは、フードの取り換えにはすぐに食べる事が出来ない子が多いです。
とても慎重で、警戒心が強いので、新しいフードには2週間位かかる場合があります。
今まで食べていたものに新しいものを少し混ぜて慣れさせることが必要ですね。
徐々に増やして換えていく時間も必要です。前述しましたサプリメントとの併用もいいと思います。

日々のねこちゃんとのコミュニケーションもしっかり行うことが大切です。
抱っこしてあげる、ブラッシングをして皮膚への刺激も大事です。
顔や手足を撫でてあげることも穏やかな気持ちになり、ストレスの解消にも役立つと思いますね。

 

 

 

早期発見のためのチェックポイント!

日頃から猫ちゃんの様子をよ~く見ておくと、少しの変化でも見つける事ができるかもしれませんので、特に7歳位でも早くはないと思うので、これまでとなにか違うなぁと感じたら、獣医さんに相談してみることもいいですね。

ここで、こんな時には認知症も疑ってみましょう。というチェックポイントを書き出しておきます。
参考にしていただければと思います。

認知症予防チェック!■ 最近トイレ以外での排尿・排便が多くなったと思う。
■ 以前より甘えるようになったみたい。
■ 突然鳴き始め、大きな声で、鳴き方も少し変になった。
■ さっき食べたばかりなのに、また食べると鳴く。
■ 猫じゃらしを振っても全然反応してくれなくなった。
■ しまった扉の前にジッとしている事がある。
■ 呼びかけたらシャーッ!と威嚇してきた。
■ ○○って名前を呼んでいるのに、全く反応がない。
■ ご飯があるのに、食べるわけでもなく、トイレでもなくただウロウロと行ったり来たりしている。

 

前述記事と重なっていますが、飼い主さんが気づくことができるポイントだと思いますので、頭の隅っこに入れておいてくれると何か役に立てるかなぁと思います。

 

 

まとめ

いくつになってもかわいさは変わる事のない猫ちゃんたちですが、確かに年々歳は取っていて、体や脳にも変化が起きていくものなのですね。

限られた一緒の時間ですので、どんな時でも最後まで愛情深く接して、大切に見守りたいですね。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。