「猫に鈴」ならぬ「ねこに首輪」
首輪をしているねこちゃんってよくいますね。
見ると「あぁ、飼いネコちゃんだね」って思います。
首輪ってそんな風に野良ちゃんか、飼い猫君かが一目で判断できる目印にもなっていますね。
首輪をつけるのは飼い主さんの好みもある事なので、いい、悪いとは決められるものではないと思っています。
が、今回、家の子の中で首輪をつけたらこんな風になっちゃったよ。というお話があるのでご紹介したいと思います。
首輪を付けたら変化した!
我が家の一番目の子チャコの体験談です。
一番目の子チャコです。
マグロとカツオが大好物で
とっても賢い子でしたよ。
このチャコは子猫の時にやって来たのですが、首輪は成猫になるまで付けませんでした。
上の写真は5歳くらいの時ですが、こうやっていつも首元スッキリで過ごしていたのです。
ある日、ペットショップでフードを選んでいた時に首輪が目に止まりました。赤くて真ん中に鈴が付いたかわいいデザインでしたね。
「チャコに付けたらかわいいだろうなぁ」と思い買ってみました。
家に戻り嫌がるチャコをなだめながら首輪を付けて見ました。
思った通り茶色の毛に赤がよく映えて一段とかわいくなったのです。
「チャコかわいいよぉ」って私は大満足でした。

走り回るチャコ
首輪を付けてから2日過ぎた頃から、チャコはやたらに走り回るようになりました。
以前は日中は寝ている子でしたけど、あの日から右に左に、上に下に、あっちの部屋からこっちの部屋へと、とにかく走るんです。
そのたびに首輪についてる鈴が鳴り渡り、それは夜中でもリンリン、リンリンと静かな家の中に響いていました。
最初にその鈴の音を聞いた時には、「走ってるなぁ」と分かり、面白いとさえ感じていたのですが、次第にそれが騒音になって眠れなくなってきました。
その内チャコは食べたものを吐くようになりました。
毛玉も混じっていたので、そのせいかなと思っていましたが、1日に何度も吐くようになり、脱毛も起きていました。
どうもこれは、何かの病気かもしれないと不安になり、病院へ行きました。
病院では血液検査をしてもらい、レントゲンも撮ってもらいましたが、どこにも異常はないですよという先生のお話。
でも、「そうですか、ではさようなら」と帰ってくる気にもなれず、「どうしたらいいんでしょうか?」と聞いてみると、
それで、思いつきました!
「首輪をつけたのですが、それが原因でしょうか?」と恐る恐る聞いてみました。
私「はい。初めて付けました。まだ2,3日しか経っていませんが」
先生はチャコの首輪を見て、「これかもしれないね」と言いました。
私「そうなんですか・・首輪をしない方がいいですね」
先生「そうですね。一度外してみてもし状態が変わらない様だったらまた来てみて下さい。」

首輪を外したチャコ
病院から戻ってくる間に車の中ですぐに首輪を外しました。
疲れた様子のチャコは首をブルブルッと振って、キャリーバックの中で静かにしていました。
本当に首輪をつけたことが原因なのか?と思いながらも心のどこかで、「そうかもしれないなぁ・・・」という気持ちもあったのです。
子猫の時から付け慣れていたならまだ違っていたかもしれないけれど、成猫になってからでは、ねこちゃんにとっては違和感以外のなにものでもなかったのかもしれませんね。
特にチャコはそういうねこちゃんだったのかもしれない。
首輪を外してからのチャコは悪い夢から覚めたように落ち着きを取り戻し、いつもの賢くて、かわいい子に戻りました。
夜中の運動会はしますが、鈴の音もなくなり静かにタタタタタッと小気味よく走り回っていました。
嘔吐もなくなり、チャコにとって平穏な日々が帰って来たようでした。

首輪の鈴がなければまた違ったのかもしれませんが、私はそれよりも慣れない事をしてしまったことに、チャコがどう感じるかという事を忘れていた事に気づかされました。
自分がかわいいと思う気持ちが先に出て、初めて首に何かを付けられてしかも耳元でリンリンと高い音が、自分が動くたびに鳴り響く、それがねこにとってどんな意味になるのかを全く考えていなかった。
結局チャコが具合が悪くなり、吐くまで気づいてやれなかった事に、申し訳ない気持ちで一杯でした。
それ以来チャコに首輪をつける事はしませんでした。
まとめ
首輪は外と家を出入り自由の子には目印になっていいかもしれないし、子猫の時からずっと首についている状態なら、それもいいかもしれません。
ただ、鈴は無い方がいいかなと思いますね。
自分がもしいつも耳元で鈴が鳴っていたら、やっぱりうっとうしいと思うだろうし。(^^ゞ
最近はデザインがすてきで、かわいらしい首輪がたくさんあります。
もし、選ぶなら自分の好みも少しは入れても、猫ちゃんにとってどうかな?という視点で見られてみてはどうでしょうか?
ねこちゃんが苦しい思いをしないようにしてあげたいですね。
今回は家のチャコの首輪体験をご紹介させていただきました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。